王座防衛!

新進気鋭の若手で、さらに、タイトル挑戦に絡んでくるような強い人が、絶好調デスって年でも10回のうち2回くらい負けるんだ。そういう人達と対戦することが多い45歳羽生さんゆえ、ちょっと負けが込むくらい気にしちゃいけないのである。

と、言い聞かせるが…

やはり王座失冠はヤだから。最終局はなんとしても頑張ってほしいぞ。
キッチリ四冠キープでお願いします。いや、本当は五冠六冠って欲があるのだが。

と、あっちが甲府かなと思う方を向いて、気を送ってみたよ、特に夕方以降は何度も。どうやって気を送るかは秘密だ。誰にも見せられないよ。

で、勝ちました♪───O(≧∇≦)O────♪

自分が、甲府の方を向いてせっせと謎の儀式を行っている間、全国何十万人の観る将棋ファンの中には手首がもげたって人がたくさんいたようだ。
また、羽生さんファンの将棋女子(しかし、自分は何度か見たから断言するが、そのほとんどは女子と言っていいものか?なので、たぶん女の子って意味じゃない方の、女性という意味の女子)と呼ばれるご婦人たちの中には、安堵のあまり腰を抜かしたり泣いたって人も。

王座の獲得が合計23期(連続19期を含む!)で、すでに永世称号的には「3名誉王座」だから、それはそれは大変なことである。
1992年から今年2015年まで24年間の王座保持状況
奪防防防防→連続5期で名誉ゲット
防防防防防→連続5期で名誉ゲット
防防防防防→連続5期で名誉ゲット
防防防防失
防防防防 →あと1期で連続5期orあと2期で通算10期
来年防衛で「4名誉王座」かぁ。自分でも何言ってんのかわからない。

ゾクゾクしたぜ!

1年前の第62期王座戦五番勝負。豊島さんとの第5局。
▲九一銀△同玉▲9三歩△8二玉▲9二歩成△同玉▲9四歩△8二玉▲9三歩成
棋力ほとんど0の自分でも、髪の毛がさか立っちゃうような、ゾクゾクするような感じがしてたよ。

で、今年も最後の2時間は、髪がさか立ってましたよ。
▲8五歩△8二龍…▲8四歩△同龍▲8三歩△同龍ときて▲2五桂成△2七香成▲同金
最後のは、武士の情け的なヤツなのか?自分にはちょっとよく分からないが。

天彦さんも、よかった!

天彦さんは、投了時に「負けました。」ってハッキリ言うし、終局直後のインタビューも感想戦も(そりゃ悔しいだろうに!)堂々と落ち着いて話すし、気持ちいい人だ。将棋もとびっきり強いと思うが、メンタルも強いと思うな。

 

さて、棋聖戦王位戦、そして王座戦と、若い挑戦者を退けてきた羽生さん。

「楽しくてつい夢中になり過ぎて、まーた壊しちゃったよ、新しいおもちゃ。こないだ壊しちゃった2つは、まだ直ってないみたいだしなぁ。今日のは、どおかな?また遊べるかな?それとも新しいおもちゃを手に入れる?」って、無邪気に思ってそうだなぁ。怖いなぁ。