『インフェルノ』読みましたよー。

ダン・ブラウンのラングドン教授シリーズの第4作。

文庫化されるのを待ってたんだけど、書店で見たら、やはりボリュームあるなぁ(´・_・`)ってことで、電子書籍の上中下合本版というのを購入。ちょっと寝かせておいた。


ラングドン教授シリーズは、2作目→1作目→3作目の順に読んだが、話がごちゃまぜになってしまって、どれがどれやら状態。
記憶にあるのは、
『天使と悪魔』:反物質イルミナティコンクラーベ
ダ・ヴィンチコード』:ルーブル美術館、聖杯
『ロスト・シンボル』:フリーメーソン
って感じだったと思う。
今も本棚にあるのか、BOOKOFFで処分したのか。

 

で、本作は、
近い将来、人口が増え過ぎてひどい世の中になり絶滅するしかない人類をなんとか救うために、生殖能力がなくなるようにDNAを改変するウィルスを作り、まさにばらまこうとしている天才科学者の計画を阻止すべく、ラングドン教授は奮闘するも、ウィルスはばらまかれてしまった。
…というお話だ。

面白くてグイグイ読めたのだが、ちょっと残念な部分もあった。
そもそも、その天才科学者は、自分の行為は純粋に人類のためであり正しいと思う一方で、世間には理解されない、あるいはバイオテロを企てたとして追われるってことが分かっていたからこそ、1年間姿をくらまして秘密裏に研究してきた訳だから、そのまま秘密裏にウィルスをばらまくんでもよかったハズなんだよ。それを、あえて、理解されない孤独感により気が狂ってしまい、自分の所業を敵対勢力に見せつけるべく、ヒントとなる画像や映像を送りつけたりするって話にしちゃうのが、(いつものことかもしれないが)ムリな作りをしてるなぁ、と思った。まあ、ラングドン教授に謎解きをさせるためには仕方ないことだが。

物語の展開の勢いがスゴイので、そういうムリも通っちゃうところが、逆に、よいところなのかも。

 

今年の秋には映画が公開されるらしいよ。