横浜将棋まつりと東竜門のイベントに行ってきたよ

5月3日、「tvkハウジングプラザ横浜将棋まつり」

激しく出遅れたので、無料送迎バスの時間に間に合わず、横浜駅からタクシーに乗った。行先を告げると、運転手さんがニヤっとして「お買い物ですか?」とブッ込んできたので、こちらも「良いのがあれば2、3軒買おうかと…」とお約束の返しを。

会場に着いたのが12:30。13時からの羽生さん・三浦さんの席上対局を観ようと、既に立ち見客が椅子席の周りを囲んでいた。ステージ正面にポジションを取るのは無理そうだったので、脇の方へ。

羽生さんのサイン会は限定60名なのだが、あまりにも希望者が多く、抽選に時間がかかっていたようだ。

 

持ち時間5分を使い切ると1手30秒未満で指さなければならい将棋。
羽生さんの昨年度の最初の対局が4/3の竜王戦1組ランキング戦で、相手が三浦さん。二人の対戦はそれ以来だと思う。心なしか、三浦さんが楽しそうに指してたように思えた。
すぐ横の大盤解説の声がガンガン響いていても、秒を読まれる中、身体を揺すったり、眉間にしわを寄せたりして、ギリギリまで考えている。
途中、風がブワッと吹いて、三浦さんの駒台から駒が落ちた。羽生さんがサッとつまみ上げて駒台に載せた。
結果は羽生さんの勝ち。


5月4日、東竜門のイベントへ

将棋プレミアムのゴールド会員なので、参加費無料。
棋士会や東竜門・西遊棋が企画するイベントにはまだ参加したことがなかったので、どんな感じなのかなぁ?と思ってたが、とても楽しかった。東竜門のメンバーの皆さんが準備に時間をかけたことがよく分かる。

 

ゲストの渡辺竜王の登場時に、馬(ポニー?)にまたがってガッツポーズをとってるプライベート写真が映し出されて、会場は大爆笑。

足の速さNo.1を決める企画では、どこかの陸上競技場を借りて収録した映像が流れた。企画としては大掛かりなのだが、野球のユニフォーム姿や背広に革靴といういでたちの棋士がいたりして、それだけでもうかなりおかしい雰囲気になってる上に、走り出してみると、想像を上回る走りっぷり(いや、皆さん本気でマジに走ってるのだが、なんかちょっと走り方がアレだし、正直言って遅い?)で、とどめに転んでくれるという。なんて素晴らしい人たちなんだ。競馬風な味付けの映像も良かった。この企画、またやってほしいよ。
東竜門の企画を考える企画?というナゾ企画。プレゼンのパワポ的なアレは、棋士が作ったのか?将棋プレミアムさんが作ったのか?広瀬さんの「(棋士は)意外と…街に溶け込んでいます。」というフレーズが可笑しかった。太地さんの「棋士は、賢い。のか…?」も良かった。熊本の地震のチャリティーのために急遽出演が決まった佐藤九段(棋士会長)が5名のプレゼン内容それぞれにきちんと感想を述べたのが、もうホント律儀ってゆーか。

 

席上対局は広瀬さんvs永瀬さん。千日手を回避したのがたたって広瀬さんが負け。広瀬さん、男らしいな。そして、優しいなぁ。

 

ステージの上で行われる企画と並行して、同じホール内で有料の指導対局・サイン会・撮影会が行われていた。自分の近くに座ってた人が、時々席を立っては戻ってきたが、見るとサイン色紙を4、5枚持っていた。おお、スゴイ。

ホールの外で行われた渡辺竜王と佐藤九段のチャリティーの方は、色紙5000円、扇子10000円。渡辺竜王の前に長い列。とても真剣な表情で筆を運ぶ姿を見た。


公式戦じゃなくても真剣

この2年ほどの間に何度かイベントの席上対局を、生で、あるいはネットで観たが、プロ棋士は凄いな。公式戦ほどには勝ち負けにはこだわらないのかもしれない。イベントの進行の都合にも配慮するだろうし、環境も悪いし。でも、だからと言って決して手を抜かない真剣さや、将棋の内容を面白く(良く)したいという気持ちを、いつも感じる。プロ棋士の矜持なのかな。あるいは、盤の前に座った棋士の性ってことか。

自分は両日とも、近くのコンビニで飲み物とパンを購入したのと交通費以外は1円も使わなかったよぅ。驚いたわ。将棋界にも熊本にも協力できなかったな。すまぬ。

 

あ、熊本と言えば…

3年前に訪れた熊本城の石垣が崩れている映像を見て、驚いた。すごい揺れだったことが分かった。

地震発生の4/14を最後に公式ツイッターの更新がなかったので、くまモンのことを案じていたのだが、5/5こどもの日から活動を再開したとのこと。よかったよ。子どもたちが早く学校に行けるようになるといいな。