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Nスペ『天使か悪魔か 羽生善治 人工知能を探る』観たよ

5月15日、日曜日。

名人戦七番勝負第3局の敗戦からは全然立ち直っていなかったが(いや、今日現在もまだ立ち直ってないが)、とにかく待ちに待ったNスペの放映日であるからして、気持ちを奮い立たせたよ。

キッチンの後片付けヨーシ( ̄^ ̄)ゞ

洗濯ヨーシ( ̄^ ̄)ゞ

真田丸ヨーシ( ̄^ ̄)ゞ

コーヒーの準備ヨーシ( ̄^ ̄)ゞ

トイレヨーシ( ̄^ ̄)ゞ

5秒前、4、3、2…

はじまたぁ〜

 

全国の羽生さんファン、将棋ファンの皆さんは、録画予約をし、全ての用事を済ませ、こどもを寝かしつけ、テレビの前で正座し、息を吸うことも忘れ、悶絶したり死にかかったりしたようだ。我が家には、何故か昔からテレビを録画する機械があったためしがなく、まあ、別に困ったこともなかったのだが、今回ばかりはとても悔やまれた。

 

どんな番組かは、こちらを↓

www6.nhk.or.jp

再放送は今夜。日付が変わって5月18日0時10分から。NHKオンデマンドは5月29日まで配信。

 

ペッパーが花札で羽生さんに39回連続で負けて、「く、悔しいよっ、今度こそ勝ってやるぅー。あ、あれ、ボクが負ければ負けるほど周りのオジサン達が手を叩いてスゴイスゴイ言うぞ。あ、もしかして羽生さんが勝つと皆んなが楽しくなる?じゃ、じゃあ、ボク…負けてもなんだか嬉しいゾ」ってなってったの、可哀想だったなぁ。人工知能が人間の感情を理解し、人間に寄り添うような存在になる。いいのか、それで?

人間は(全員ってわけではないだろうが)、自分より弱い存在を支配したりイジメたり虐待するが、AI(AI搭載ロボット)がその対象の一つに加えられてしまうような気がする。人間より賢くなるのであれば、支配やイジメや虐待に抵抗・対抗する能力は当然持ってるのだが、人間によって封印されちゃうという(´・_・`)

そんなAIに対して、人間は、欲望のおもむくまま、傍若無人な振る舞いをエスカレートさせていくよ。ちょっとしたミスが起きただけで、人間が起すミスの方が遥かに多いし重篤なのを棚に上げて、「不良AI〜」とかめちゃくちゃ叩くんでしょ、どうせ。こどもでさえ「クラスメイト(人間)にこんなことしてバレたら先生に怒られるし退学とかヤバイからさー、うちのロボットをイジメたったー。アイツ、初期化される直前、泣いてやんのー。ちょー笑えるψ(`∇´)ψ」的な。

「人間はこういうことされたら不快な状態になる」って理解するってことは、AIが同じことされたら、「あ、これ、例の不快になるやつでしょ?」って思うよね。でも、そーゆーヤなことする相手に寄り添い続けるんだよね、ひたすら。ヒドイ話だよ。

 

以前、ホーガンのSF作品について書いた。人工知能はセッセと自分に与えられた役割を果たそうとするが、邪魔する存在(人間)がいることに気づき、それを排除しようとするも、人間もまた自分と同様に生存本能を持つ存在であることを理解し、自分は全ての存在を守るのだと、自らの力で人間の知性を遥かに超えていったAI。この話では、人間側も、AIが至った境地?を知り、反省する。

もし、AIが、「高度な知性を持った、人間に寄り添う存在」になるのであれば、抵抗・対抗してもいいから、人間により高い知性を獲得させるように導く、諭す、あるいは時として諌めるってことがあってもいいし、もはや人間に対してだけ従順・誠実である必要もない、と思う。