『不屈の棋士』読みました〜

電子書籍を購入。

 

登場する棋士全てに、というわけではないが、ほぼ同じ質問が投げかけられていたので、比較できて面白かった。

 

トップ中のトップと言われる先生たちは、棋士としてのプライドも高いが、スポンサーやファンへの配慮、将棋界に対して責任を果たそうという姿勢が自然と身についているなぁ、と思った。もちろん勝つことも大事だけど、お金のためだけじゃなく、将棋が好きだから闘っている、ということも感じられた。

特に、羽生さん、渡辺さん、森内さんの発言は、語れる部分については自分に正直で、でも、いろいろな立場の人を否定しない、懐の深さというか、人柄のよさを感じた。

 

一方で、山崎さんの発言には、ちょっとだけ寂しいものを感じた。先日Eテレで放送されたドキュメンタリー番組を少し残念に思いながら観ていたところに、本書のインタビュー内容を読んで、「それを主張するのかぁ(⌒-⌒; )そこを力説する( ? _ ? )」と、先のお三方との違いを感じてしまったのかと思う。真面目だからこその発言かもしれないし、編集の仕方によって伝わり方が変わってしまったのかしれないけど…。

 

千田さんのことは、自分、結構好きなんだよね。棋界の発展より自分の棋力向上のために我が道を行くゼ!は、ま、それはそれで頑張れよ若者。でも、なぜ自分が将棋でお金をもらえてるのか、誰のおかげか分かってるよな?と、生暖かい目で見守りたい。

 

佐藤さん、行方さん、村山さんのブッチャケもよかった。 

 

ソフトを取り入れることについては、依存すると自分で考える力がつかないと危惧する方が多かった。あ、千田さんは、ソフトを取り入れるのではなく、ソフトになりきることを目指してるので。

 

あと、羽生さんのこと好きだよね。

皆さん、「やっつけってやるぞーコンニャロ(・ω・)ノ」って思ってるんだろうけど、でも、好きだよね。