行くぜ〜沼津ぅ〜!

昨年度は、羽生さんの対局ごとに「勝ちました\( ˆoˆ )/」「負けました.°(ಗдಗ。)°.」とブログにあげていたが、今期は書いたり書かなかったり、というか、書いたのは棋聖戦第1局のみ。でも、決して情熱が冷めたわけではないのですよ。これまで通り、毎回、全力応援ですから。

 

力を溜めているのだ。いや、自分が力を溜めて何の意味があるのかと思うけれど。

今期の羽生さんは、竜王戦1組ランキング戦決勝で松尾さんに敗れたものの、しっかりと2位で決勝トーナメント進出を決め、永世位獲得に期待がかかってますよ。順位戦も初戦勝利で好発進だし。

棋聖戦五番勝負も2連勝。次の沼津対局で防衛を決めてほしい!斎藤慎太郎先生のことは大好きなのであるが、ここはストレートで防衛して(=王位戦と重ならないようにして)対局スケジュールを少しでも楽にしてほしいわけなのですね。全ては竜王戦のため。羽生さん自身は、竜王位をあと1期ということより、藤井聡太四段と戦いたいとか、そんなこと考えているのかもしれないけれど。

とにかく、竜王に挑戦が決まったあかつきには、この溜めに溜めた自分でもよくわからない力を爆発させて応援しようと思っているわけですよ。

 

29

藤井君の歴代最多29連勝は確かにスゴイ。神谷さんは、《28》という数は完全数なので好きだと言っていたが、この《29》っていうなんとも中途半端な数がこれほどまでに人の口から発せられるのを聞き、また、目にしたのは人生初だと思う。

《29》にとっては、まさにこの世の春。

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ちなみに、以前、某駅の近くで食事するお店を探していて、たまたま入ったのが『Bistoro Vingt-Neuf』というお店だった。

vingt-neufはフランス語で《29》。

注文した料理を待つ間、「なぜヴァンヌフなんだろーねー?住所が29番地とか?あ、もしかして、に・く(肉)?」なんて会話してて、お会計の際に尋ねてみたら、まさかの肉でしたよ。

vingt-neuf-29.com

 

98

「デビュー半年で負けなしの29連勝」って、もう賞賛の言葉が見つからず「オカシイよ、藤井君?」としか言いようがない。

 

…で、思うに、羽生さんの「タイトル獲得通算97期」だって、前人未到で歴代最多で、羽生さんが生まれてから毎年2期ずつ獲っていても足りない勘定になるわけで、「そーとーオカシイ」ですよ?

だけど、「大山さんの80期に並んだ!追い越した!」って、そんなには大騒ぎにならなかったよなぁ。その後も、82、83…89、90…と記録を伸ばし続けたけれど、「記録更新!」って一般紙でトップ扱いされたことはないよね?ついに97期まできたけれど、《97》は脚光を浴びてない。中途半端さでは《29》だって同じくらいなのにね。

しかも、しかもですよ!今期から叡王戦がタイトル戦に加わったことで(それはいいことなのだけれど)、竜王をあと1期獲って永世竜王になっても、全タイトルの永世位を持つことにはならなくなったわけですよ。

もはや、キリのいい《100》期にでも到達しない限り、ニュースでは取り上げられないのかなぁ…と(´・ω・`)

 

しかーし!この藤井君フィーバーですよ。テレビ番組に大盤が登場し、藤井君の指した手の解説や、藤井君の好きな詰将棋とはナンゾヤって説明がなされてますよ。一般の視聴者と同じくらい「将棋のこと全然知りません」って感じだったMCやコメンテーターとかいう人たちが、将棋に関する情報を扱うのに慣れてきたし(特に、羽鳥さんの理解度は高い。石井さんも。)、番組の作り手達も、将棋をネタにする術を理解し始めましたよ。

そして、藤井君の強さを表すのに「あの羽生三冠に勝った」って紹介されていたので、羽生さんの名前がちょいちょい登場しましたよ。

 

機は熟した。

と自分は思いますね。通算100期を達成したら、もちろんお祭りですが、《100》と言わず、《98》《99》も取り上げてくれるのではないかと、期待してしまいましたね。藤井君の次の対局は7月2日ですよ。テレビ的には月曜日のワイドショーがこぞって取り上げますね。で、竜王戦の仕組みはさんざん話題にしてきたので、じゃあ他の棋戦は?って流れで棋聖戦を取り上げる、あるいは、佐々木勇気さん以外の若手イケメン棋士は?って流れで斎藤慎太郎センセが紹介される…みたいなことで、羽生さんの記録《98》が脚光を浴びる、《98》が《97》の無念を晴らしてくれる、と。

 

そんな妄想の中で迎える棋聖戦の第3局です。明日、沼津に行ってきます( ̄^ ̄)ゞ

 

ちなみに、《98》はフランス語でquatre-vingt-dix-huit。なんのオチもありません。