王座戦と棋聖就位式

何を隠そう、先月、受験生(中3)をほったらかして就位式に出席してしまった。

 

棋聖就位式は3年連続3回目。ありがたいことです。

 

相変わらず写真撮影がへたデス(>_<)

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謝辞

腰を折って受け取ってたのが微笑ましい(*´∀`*)

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かわいいお嬢ちゃん達から花たば贈呈

真面目な部(就位式)の後は、ファンとの触れ合いの部。ステージからフロアに降りてきた羽生さんの周りにはたちどころに人垣ができた。これは羽生さんとお話ししたり写真を撮ったりしたい人たちなのか?この人たちの近くにいればいいのか?どーなのか?と思っていたら、サプライズ!

そう。この日は羽生さんの誕生日。フルーツがたっぷりのケーキが登場したよ。

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ウティ(森内さん)による乾杯のご発声


再びステージに上がった羽生さんがローソクの火を消すところを撮影しようと、目の前の人垣がそのままステージ前に移動したもんだから、ますます、これは、ここにこのままいればいいものなのか?とわからなくなった。

 

サプライズ企画が終わって、フロアに戻ってきた羽生さんの前に、いくぶん秩序を取り戻したテイで列らしきものが形成された。

ここですね、ここに並べばいいんですね?

羽生さんは乾杯でビールにちょっと口をつけた以外は何も口に入れず、ずーーーと立ちっぱなしなんですよ。だから、一人でも少ない方が負担にならないかな、プレゼントは受付に預けようかな…って迷うんだな。

でも、はい、並びましたとも。羽生さん同様、全く飲んだり食べたりせずに並んでいましたとも。次の一手クイズの正解発表と抽選の後、少ししてお開きのアナウンスがあって、でも、まだ誰も帰ろうとせず、自分もあと少しあと少し!と並び続けましたゾ。

 

去年に続き、本を贈らせてもらった。興味がない・時間がない、あるいは他人がチョイスした本は読む気がしない、ってこともあるので、迷惑なら棄て置いてくれても全然OK。ただ、iPS細胞やAIなど、対談相手の研究内容や講演のテーマとは関係ない分野で「へー、そーなんですかぁ。面白いですね。」程度の軽い読書をしていただけたらなぁという思いで、選びに選んだ本2冊だ。もし読んでくれたら嬉しいなぁ。

「今年もお祝いに伺えて光栄です。厳しいスケジュールなのでご自愛ください。」という趣旨のお手紙を添えて渡した。王座戦の最中ですが…と言いかけたら、「ハイ。まだ、これからです。」と力強くおっしゃったので、そうだそうだ2連敗してたって羽生さんはゼーンゼンッ諦めてないんだからねᕦ(ò_óˇ)ᕤと嬉しくなったよ。で、その後、1勝を返したゼイ!

 

 

さて、王座戦第4局。ここで勝ってイーブンとしてほしい!と全力応援したけれど、太地先生が見事に勝利し、羽生さんは人生の半分以上を占めていた王座を失冠(>_<)

悲しいっス。

自分が羽生さんを応援し始めた頃は4冠で、去年は名人を失ってもまだ3冠だったのが、今年は王位、王座と続けて失い、1冠に。

いや、1冠が悲しいんじゃないんですよ。どの対局でも負ければ悲しいのぢゃ!たとえイベントの席上対局であっても勝てば嬉しいのぢゃ!

負けが続くと、疲れているのかな?とか、若い頃とは頭のキレが違ってしまって勉強・研究が自身の理想とする深さに達していないのかな?とか、棋力向上への執念がなくなってしまったのかな?とか、仕事を入れすぎ?とか、シロートの部外者のくせにアーデモナイコーデモナイと考えるわけですよ。

で、アホか自分は?ナニサマなんですか?って自己嫌悪ですよ。

まずは、羽生さんを応援することを楽しめ。そして、羽生さんが楽しく(それは若手の新しい将棋に対応するのが厳しいってことや、年齢による衰えが辛いってことも含めて)イキイキと将棋を指してると信じろ。

そうだ!

 

ということで、もひとつ告白すると、竜王戦第1局前夜祭も、行かなきゃ後悔する!というか冥土の土産?と思って、参加しましたゾ。