全日本卓球選手権で吉田海偉選手を観た!

土曜日、卓球の全日本選手権を観よっかなとテレビをつけたら、男子シングルスの準々決勝に「吉田海偉」の名前が!

初めて吉田選手をテレビで観たのが何の大会だったか忘れたが、まだ20代前半だったと思う。中国出身だということもその時知った。「海偉」という名前が珍しい(けど、カッコイイ)し、闘う表情がキリッとしていて、強く印象に残った。

全日本を2連覇した実績があるけど、その直後から水谷選手などの強〜い若手が出てきちゃったので、世界卓球とかオリンピックぐらいしか観ないような自分は、吉田海偉選手はもう観られないのかなぁ…と残念に思っていたのだ。

 

しかし、吉田海偉選手は帰ってきたのだ。35歳だという。

そして、準々決勝に勝ったのだ。すごいじゃないか!7年ぶりの決勝進出なるか?

 

去年のインタビュー記事を見つけた。結婚して子どももいるらしい。

eikaiwa.dmm.com

いや、これは日曜日の準決勝・決勝も観なければ。

 

準決勝の第1試合は、水谷選手が2ゲームを失うものの、連続4ゲーム取り、決勝進出。解説者も実況アナウンサーも、もう史上最多9回目の優勝を前提に話をしてる。

みんな水谷水谷ゆーけどね、確かに水谷選手は強いのだろうけどね、吉田選手にも注目してほしいわけですよ。 

 

さて、いよいよ準決勝第2試合。吉田選手が対戦するのは吉村和弘選手。20歳。リオ五輪に出た吉村真晴選手の弟さんで、昨日のダブルスで準優勝したのだ。七三に分けた髪の七の方は長めでウエーブがかかっていて(ちびまる子ちゃんの「花輪君」のような感じで)三の方を刈りあげてヘアバンドをつけているという、一度見たら忘れられないヘアスタイル。

 

吉村選手のチキータにやられて第1ゲームを失うも、第2ゲームを取り返し、第3ゲームは交互にポイントを取り合う緊迫した展開に。チキータにはなかなか対応できないものの、自分の得意のフォアから相手のミスを誘い、第3ゲームをなんとか取った。

第4ゲーム。チキータを打たれるとキビシイ。でもサーブを工夫してチキータを打たせないように、ミスを誘うように、渋いプレーを繰り出してゆく。解説者も実況アナも吉村選手推しだ。ううーベテランの底力をなめんなよっ!第4ゲームも取ったよ。次も頼むよっ٩( 'ω' )و

第5ゲームは連続してポイントを失う。吉村選手はチキータを炸裂させ、強打をバックに打ち込んでくる。ミスも減ってきた。このまま調子に乗せたらダメだ。ジリジリと点差を詰め、なんとか1点差になったところでタイムアウトを取られた。このゲームを取られると、この後は体力的にも苦しいぞ。頑張れーーっ!んん?ああああああーー取られた(>人<;)

第6ゲーム。チキータとバック攻めで苦しめられる。ラリーを凌いでポイントを取り返す。と思ったらチキータ|( ̄3 ̄)|

もうなんか若手の挑戦を受ける羽生さんのタイトル戦番勝負を応援してる気分だ。キレもパワーもある吉村選手の情け容赦ない攻めに、吉田選手が押される展開になり、ゲームを失う。ゲームカウント3対3。

第7ゲーム。ファイナルゲームだ。攻めるしかない。うわーもうチキータだよコンチキショウめ。チキータをなんとかして返しても、その後バックを狙われる。6対3。サーブ頑張れ!6対4。追いつけーーー。

 

・・・で、負けました。残念。

 

そういうわけで、男子の決勝戦は水谷隼vs吉村和弘。

現在、女子の決勝戦、石川佳純vs平野美宇が進行中。 平野選手がゲームカウント3対2で王手をかけている。

趙治勲先生

以前、趙治勲先生と囲碁ソフトとの対局のことを書いた。

自分は一昨年のニコニコ超会議を観て、趙治勲さんに注目するようになったのだ。

live.nicovideo.jp

 

加藤一二三九段(以降、ひふみん

加藤一二三|棋士データベース|日本将棋連盟

テレビでも活躍しているので、ご存知の方も多いだろう。とにかくしゃべりだしたら止まらない。どんどん脱線していくし、記憶力が良くて昔のことを微に入り細に入り話しちゃうもんだから、聞いている方が困ってしまう。でも、中学生でプロ棋士になり、名人も経験したレジェンドだ。最近は藤井四段の誕生で、最年少プロデビューの記録が塗り替えられたり、最大年齢差対局があったりと、ニュースにもなった。

 

趙治勲名誉名人(以降、ちくん先生)

趙 治勲 | 棋士 | 囲碁の日本棋院

ちくん先生のことは詳しくは知らなかった。でも、将棋のことを知らない人でも羽生さん(時代によっては大山さん、升田さん、谷川さんなど)の名前は聞いたことがあるように、囲碁を知らない自分でも「趙治勲」の名前はずいぶん前から知っていた。タイトルいっぱい獲ってる(史上最多74期)スゴイお人だ。NHK杯で読み上げの人のお茶を飲んじゃった話や、あの風貌から、やんちゃな人なのかと思っていた。あと、シャツとネクタイがオシャレって印象もあった。なお、このニコニコ超会議の3ヶ月ほど後に奥さんを亡くしている。

 

この2人が囲碁と将棋を同時進行で、しかも途中でトークもしつつ対局するって、とんでもない事態になるに違いない!と誰もが思っただろう。

 

あれ?こっちばっかりやっちゃった?次は僕でしたか?

トークが白熱して、囲碁だけ、または将棋だけが進行しちゃったり、どっちの手番か分からなくなったり。


自分はいつの間にか司会の吉川精一さん(元NHKアナウンサー。カンニング疑惑の第三者委員会の調査結果報告についての読み上げ中継に出ていた方)を応援していたよ。二人の話に同調しつつも手綱をしっかりと握り、番組を見事にコントロールしていた。さすが!

 

ちくん先生はひふみんの碁を褒めて、自分が負けそうですって何度も言って、自分の将棋の方は加藤先生が緩めてくれたって。ひふみんも同じように、ちくん先生の将棋を褒めてた。

2人とも、企画の趣旨を理解して、変なことにならないよう節度をもって出演していたよ。全然とんでもない事態にはならなかった(あ、ほとんど吉川さんのおかげだけど)。

 

ちくん先生で印象的だったのが…

「自分はあるときからパタッと勝てなくなった。すごく悩んで、もう辞めようかと思ったこともあったが、今は、自分は山のこの辺で(手で山の頂上より下を示す仕草で)戦っていけばいいって思っている。」と言ってたこと。

ジーンときたよ。

あと、ひふみんが長考することについて、「加藤先生にね、もっと時間を残して指してほしいの。若い人(あ、ガキんちょ、って言ってたかな?)に時間攻めされて負けるところを見るに忍びないんです。」というようなことを言ったこと。

70歳を過ぎて現役を続けているひふみんを尊敬してたと思うし、心からひふみんに勝ってほしいと思ってたよね、ちくん先生は。

 

「とんでもない事態にならなかった」と書いたが、ひとつ、とんでもないことを言ったかも。
おやつに出されたポップコーン🍿を「おいしくない」って。ま、観てる方からすると一番盛り上がったところだけどね。

 

是非一度観てほしい。

朝日杯将棋オープン戦本戦1回戦vs広瀬さん…負けでした(>_<)

熊本で行われた「熊本地震復興祈念対局 第10回朝日杯将棋オープン戦~本戦1回戦・準々決勝~」のライブ配信を観た。

 

羽生さんは第7回から3連覇中。今日は10時から広瀬さんとの一戦だ。先日の順位戦では羽生さんが広瀬さんに勝っているので、本局も是非勝ってもらって午後の準々決勝に進んでほしい!と思っていたが、残念な結果になってしまった(>_<)

ううっ…今年もマリオンの準決勝・決勝で至近距離から応援したかったよ。

 

昨日も今日も、午前中の1回戦に負けた棋士が午後の準々決勝の解説者として登場してくれて(しかも、今日の午前中は天彦名人と戸辺さんが再び登場!)、なんとも豪華な現地大盤解説会であった。この模様を対局室と切り替えながらライブ配信してくれるなんて、現地に行けない者にとってはありがたいことですなぁ。

今日の午後、解説会に登場した羽生さんは、熊本城でのタイトル戦の際に立会いのひふみん先生が少し暗いからライトが必要って言ったというエピソードを披露。「加藤先生は万全の体制で対局しますので。加藤先生がライト必要って言ったら必要なんです。ストーブって言ったらストーブ。」笑いをとってくれたよ。滝を止めた話もしてくれた。

 

ところで、昨夜、熊本シリーズの1日目が終わってから、「棋士とのつどい」というパーティーがあった。自分はくまモンのホームページで「くまモン隊出動スケジュール」なるものを確認したのだが、「棋士とのつどい」に出動するといったことは書かれていなかったのだ。でも、やはり、くまモンは来てくれた!

www.asahi.com

うわあぁぁ〜( ´∀`)なんなのさ、この一粒で二度おいしい感は?

デトロイト美術館展

昨日、上野の森美術館で開催中の「デトロイト美術館展」を観てきた。

 

その何日か前、近くに寄り道できるスポットでも?とマップを見てたら、レストランのマーク「コーダリー」が。

http://www.restaurant-caudalie.com

アレ?こんなところにあったの、初めて気づいた。ある程度拡大しないと表示されないので、今まで見落としていた。

さっそくランチの予約をした。「プリフィックス・コースで2900円。他には「平日のみのランチコース(1850円)」っていうのもあった。

で、結論を言うと、とってもおいしかった!2900円でここまでのものを出してくれたところはない(自分の経験では)。

 

さて、肝心の「デトロイト美術館展」は、平日の午前中だったせいか、会期の終わり頃だったせいか、混雑もなくゆっくり鑑賞できた。満足( ´∀`)

www.detroit2016.com

A級順位戦7回戦vs佐藤さん…羽生さんが勝ちましたー

年が明けて最初の対局。

6勝0敗の稲葉さんの対局は明日なのだが、羽生さんにも挑戦の可能性は十分あるから今日は絶対に勝って2敗のままでいてほしいわけなのだ。

 

(理恵さんのツイートで紹介されてた羽生さんの言葉を借りて)リミッター外して最高出力で気を送りましたよ。羽生さんもリミッター外して自分を解き放ってくるぅーー(≧∀≦)と期待しつつ、夕方、名人戦棋譜速報をチェックした。早々に角を交換し、後手の佐藤さんが飛車を振ったのか。おううう٩( 'ω' )و

17時過ぎ。残り時間は羽生さんが1時間以上多い。C級1組では終局したところもチラホラ出てきている。

自分には何がどーなのかさっぱり分からない。戦いが始まったのは20時過ぎ。21:30になって、残り時間の差は約2時間に拡がってた。少し羽生さんがいいのか。うう〜眠たくなってきた。

 

22:55佐藤さんが投了。両者お疲れさまでした。

お隣の渡辺ー深浦戦はまだ続いているようなので、感想戦は別室で行われるのだろうか?

2/1に予定されていた三浦戦は不戦です。うーむ。そして、2/25の最終局の相手は屋敷さんだ。勝ってほしい!そして、明日の稲葉ー行方戦が気になる。うーむ。

 

もう目を開けていられないので、寝ます。

吉池隆真君 応援してるよ〜\( ˆoˆ )/

吉池君の2級昇級以降の成績。

1/7の2局の結果を加えたのがこれ。         ↓↓

●○●●○●●●●○●○●○●○○○●○○○●●○●○●○●●○●

※1級~5級は6連勝・9勝3敗・11勝4敗・13勝5敗・15勝6敗で昇級。

次は1/29。

 

今ちょっと苦しい時期なんだね。でも、きっとダイジョブ٩( 'ω' )و

 

あと、以前このブログに書いたことがある箭子涼太君(関西奨励会二段。北海道出身。弟の翔太君も将棋やってたようだが…)。

箭子君の小学生の頃のライバル斉藤優希君も奨励会二段(関東)で、昇段後の成績は● ○ ● ○ ○ ○ ● ○ ○ ○といい感じだよ。

※三段~初段は8連勝・12勝4敗・14勝5敗・16勝6敗・18勝7敗で昇段

で、箭子君はというと、実は年末に降段点Bがついちゃってたんだよ。1/7は1勝1敗。3勝3敗以上で降段点が消えるので、次回、次次回、頑張れぇ。

『将棋から学んできたこと これからの道を歩く君へ』読みました

hontoで予約していた羽生さんの本が昨日届いた。

朝日新聞社の『挑戦する勇気』を文庫化したものだが、カバー写真は最近のもの。

honto.jp

羽生さんの子どもの頃の話は断片的に読んだことはあったが、この本には、小学校2年生で初めて買ってもらったマグネット盤、小学校5年生からつけ始めたノート「羽生善治実戦集!」などの写真が掲載されていて、うほ(≧∀≦)ってなりましたよ。大人になってもきちんと保管しているんだね。あと、小学生時代の棋譜用紙の写真!対局者が森内さん、佐藤さん、郷田さんだよ。

 

ホントこの人たちはなんと長いこと戦ってきたんだろうって…。

ほっぺがフニフニで手の甲もプクプクした小学生が将棋を指してるところを想像しただけでうわー( ´∀`)ってなる。そして、それぞれタイトルを取ってトップに登って、40歳を過ぎて白髪が混じったりしても、この人たちの関係には変わらない部分があるんろうね。いつもつるんでるだけが友達じゃないんだ。全幅の信頼をもって対局する「心友」(二海堂くんが桐山くんをそう呼ぶ)。裏切ったり疑ったりすることは決してないんだろうなぁ。

 

羽生さん(に限らず、他の棋士や、何かを極めた人たち)は、コツコツ長く努力するのが得意だよね。公文式は小学生2年生から8年間。仮に、親から言われてシブシブ続けたとしても(いやたぶんそうではないと思うが)、8年間だよ。「将棋無双」と「将棋図巧」は12歳から始めて全て解き終えるまで7年間。

自分は今さら何かを突き詰められるような才能なんてないけれど、でも、たとえ趣味程度のことでも、7年間コツコツやれば結構なところまでいけるはずだよね。今まで簡単に諦め過ぎてたな。…と反省というか、希望をもらったよ。

 

あと、中学校1年生の頃、卓球部に所属してたのだそうだ。こちらは将棋が忙しくて1年でやめちゃったって(>_<)