『挑み続ける力』読みましたー

「プロフェッショナル 仕事の流儀」スペシャル『挑み続ける力』を読んだよ。

ネットで紹介されてる本の画像を見ると、帯に羽生さんの写真が!

となると、なにかありがたいお言葉にありつけるぅ(≧∇≦)と、羽生さんファンの食指が動くってものだ。
昨日、棋聖戦第5局の昼食休憩中に、近くの本屋さんで買ってきた。

 

自分は、坂東玉三郎さんにも興味があった。

実は、玉三郎さんが初めて「鏡獅子」を演じた舞台を、自分は観ているのだ。
歌舞伎座の前を通りかかった時に、あれ?坂東玉三郎が鏡獅子とな?こ、これは、観なくちゃだよ!と、一幕見(ひとまくみ)のチケットで入ったのだ。歌舞伎については何も分からないが、鏡獅子といえば勘三郎(当時は勘九郎)さんのような踊りが(も?)超上手い若い立役が演じるものだというイメージを勝手に持っていたので、おお?と思ったのだ。


どんどんと記憶が蘇ってきたゾ。

あの日、歌舞伎座の4階席から観た玉三郎さんの鏡獅子は、これ以上はないってくらい美しく、幻想的なんだけれども、どういうわけか、却って、隈取りの下で苦痛に顔を歪め、全身汗まみれになっている玉三郎さんを想像しては「ああー人間が、生身の人間がこれを踊ってるんだよ?」と思う、そういう踊りだった。

 

誠に失礼だが、歌舞伎役者ですらっとした人は(たぶん、ほとんど)いなかった。今の染五郎さん、海老蔵さん、勘九郎さんより上の年代の役者さん達は、(すみません。たぶん、ほとんど)顔が大きく、短躯だった。失礼を重ねてしまうが、(ホントすみません。たぶん、ほとんど)5頭身くらいなのだ。そんな中で、玉三郎さんは、顔も小さく手足も長く、すらっとしていたのだ。

そんな、すらっとした女形玉三郎さんが、どんな獅子を演じるのか?玉三郎さんが隈取っちゃったらどんな風になるのか?弥生が引っ込んだ後、胡蝶の精が踊るのを観ながら、緊張していた。

花道から獅子の精が登場した時、あまりにもカッコよくて、でもって、おおおぉぉー!男らしー(=゚ω゚)ノって思ってしまった記憶がある。一度ちらっと出た後、花道をモーレツな速さで後ろ向きに引っ込んでいく。玉三郎さん史上、最高速度の足の動きか?
もっと近くで見たかったね。4階席からは遠い。この日は通りすがりだったので、オペラグラスも用意していなかったのだ。


そういうことがあって、玉三郎さんのことがずっと気になっていたのだ。

玉三郎さんは、踊っているとき、どこかへ行っちゃいそうになった感じがあるそうだ。羽生さんも、戻ってこれない感じになったことがあるそうだ。二人で対談してほしい。

 

さて、本の話に戻ると、特に目新しいお話はなかった。

羽生さんのお話についても、修造カレンダーなど、既出のものだった。