名人戦の前夜祭で中村太地先生にお会いしたよ

まず、中村太地先生のこと

お開きになったところから書き始めるのもなんですが…

会場のあちこちではまだ立ち話したりしてる人も多く、ゆる〜い終わり方だった。出口近くで太地先生が、お知り合いとおぼしき方と話していたので、終わるのを待って「中村先生、お写真、1枚よろしいですか?」とお願いしてみたところ、なんと!「あ、一緒に撮りましょうか?」とおっしゃって、「職員がいると思いますから、連れてきますね。ちょっとお待ちくださいね。」と、撮影してくれる人をわざわざ探してきてくださったよ。

いや、もう、なんて優しい人なのだろうか。

 

以前、このブログで、太地先生がこれまでどんなにか辛かったことだろう的なことを書いた。

斎藤慎太郎先生、B2昇級おめでとう\(^o^)/なのだ - 履修届を出してないっていう夢

News Webや将棋フォーカスを見たり、ネットや雑誌の将棋関連情報で太地先生について触れている記事を読んで、お人柄はわかっていたつもりだが、今日は、ホンっと、やられました。

写真のお礼とともに、「おめでとうございます。」と伝えたら、「やっと上がれました。」って。やはり苦しい時期があったんだろうなぁ。考えただけでグッとくる。今期もまた良い成績を残してほしいな、と心から思ったよ。

 

さて、ぜーんやさぁ〜い\(^o^)/である

昨年は、名人の就位式と棋聖の就位式に参加したが、前夜祭というものは初めて。

他の棋戦の中継ブログを見て、

主催者(新聞社と日本将棋連盟)のエライ人、共催者、地元の市長さんなどの挨拶→両対局者の挨拶→乾杯→歓談→記念品(地元の名産品など)あるいはお花の贈呈、ときには郷土芸能的なものの披露→両対局者退席→立会人、現地大盤解説者・聞き手によるトークコーナー→お開き

といった流れであることを確認。予習は大事だよ。

 

椿山荘に着いて、ボールルームってどっちだったっけ?と思ってたところに、深浦九段が!すぐ後ろからついて行った。

棋士女流棋士の先生もたくさん列席していた。

地元自治体の首長(舛添さんとか文京区の区長さん?)の挨拶や郷土芸能(東京の場合は、うーん、何だろう?東京音頭とか?)はなかったけれど、義家ヤンキー先生文部科学副大臣の挨拶があった。

 

で、実はひそかに楽しみにしていたのが、協賛企業である大和証券のエライ方(お名前を失念してしまった)の挨拶。去年の就位式での愉快なスピーチが印象に残っていたのだ。そして、今回もやはり、面白かった。ドッカンドッカンきてた。

ピントが合ってないが、こんな感じ。

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 「妄想癖のある将棋好きの友人」の佐藤天彦八段評、「名人戦とともに自分が出世階段を上ってきた」話、などなど。誰か全文を書き起こしてくれないだろうか。

あ、あと、20〜30秒に1回は「大和証券」って言ってたんじゃないかな。これを聞いた人は、この先、株を買う時は、ついつい大和証券で買っちゃうことになるな。決して「弊社が名人戦とお付き合いさせていただいて…」とか言わない。「弊社」って言うのが社会人として正しいと思ってる人が多いかもしれないけど、自分は、イイ仕事してるな(^ー^)ノと思ったよ。

 

ナマ天彦さん

天彦さんを直に拝見するのも初めてである。

天彦さんは、どんなに苦しい負けでも、居ずまいを正してはっきりと「負けました。」というのが、潔くて清々しいなぁ。ファッションや音楽の趣味から「貴族」と呼ばれるが、自分は「武士」っていうイメージを持っている。NHK杯の解説で初めて見たのが、確か六段の頃だったかと思う。髪がウエーブしてた。棋士の名前は、羽生さんと藤井猛九段くらいしか知らなかった当時、解説ぶりと「あまひこ」という珍しい名前が強く印象に残った。

とにかく、とても強いよ。羽生さんを応援する身としては、脅威だ。

 

明日からの…いや、もう今日になっちゃったな…第1局、ドキドキすっぞ〜。