日経ビジネスイノベーションフォーラムに行ってきました。
帰宅して、いただいたお土産の紙袋の中を見た。
お土産つき
ブールミッシュのお菓子と、RICOHのプリンターで印刷した2017年のカレンダー。
わお(≧∀≦)
フォーラム(15時から17時50分まで)
茂木さんの基調講演、茂木さんと羽生さんの対談、と続き、休憩を挟んで、加藤桃子さんと室谷由紀さん対局with解説は羽生さん・聞き手は藤田綾さん・読み上げは飯野愛さん・記録は、お名前失念(>_<)二段の人。
茂木さんとの対談は、羽生さんが進行役とのことで、早々に茂木さんから、「羽生さんにそんなことをお願いするなんて!(勇気あるなぁ!というより、羽生さんにできるのか?)」というツッコミがはいり、「大丈夫です!」
基調講演の内容をうけて、対談冒頭で羽生さんから質問が出た。
▶︎AIが進化する、これからの時代、人にはどういう能力が求められるのか?
▶︎そのために、こどもをどのよう教育すべきか?
▶︎対面の教育でなくても、ネットからたくさんの知識・情報を一方通行的に得るだけ で、真の理解が得られるものなのか?
茂木さんからは直接的な答えが返ってこない。「そういえば、今後はネットだけで棋士になる人も出てくるんですかね?」的に、質問に質問を返す。羽生さんは、真面目だから、答えを保留にされながらも聞かれたことには答えようとする。その過程で「あ、そこに関して、前から聞きたいと思ってたんですけど、△△なんでしょうか?」と、質問する。茂木さんは羽生さんが知りたいことの核心には触れず、話をビミョーにずらして行く。
こういうやりとりがずっと続いた。
最初は、茂木さん、なんで答えないんだろ?分からないのか?とモヤッとしたが、そのうち、茂木さんが答えを持っていない事柄なので、わざと話を斜めに展開させて、半ば羽生さんをひっぱりまわして、トークを盛り上げているのだな、と思えてきた。
気になったやりとり(抜粋)
茂木:人はなぜAIなんか作ろうとしてるんだろう?
………途中、あちこちに展開………
茂木:将棋の神さまに会ったことがあると、以前、聞いたが?
羽生:そうではなく、たとえば、5m、10m潜ったところで、その先に(自分は行けないけど)何千mの深海が続いているなと分かる、みたいな感じ。
………
羽生:ディープラーニングの深い階層を見たときに、人間も、同じように感じるものなのか?
茂木:(人間は)インスパイアされる。というか、そのために人間はAIを作っているのかもしれない。
席上対局の解説は、将棋を知らない人にも分かるように、たとえば、「五段目に進むことを『位を取る』って言います。」という風に、とても親切に説明されてた。
懇親会(18時から19時30分まで)
歓談の他、映画『聖の青春』の映像の紹介、トークショウ、羽生さんによる第10期竜王戦1組ランキング戦 羽生名人vs村山聖八段戦(1997年2月28日)の自戦解説with聞き手は室谷さん、が行われた。
羽生さんは、茂木さんとの対談は椅子に座っていたものの、その後の席上対局の解説から懇親会の間は、ずーっと立ちっぱなし&しゃべりっぱなし。疲れたろうなぁ(>_<)
例によって、羽生さんとお話ししよう&写真撮ろうの列は長かったのだが、前夜祭や就位式では、羽生さんファンがそれなりに他のファンや羽生さんの疲労に配慮して、一人で長く羽生さんを占有することはあまりないようなのだが、今日は、一人当たりが長いし、話し込んじゃってる人もいて…。まあ、気持ちは分からないでもないが。
羽生さん、ホント疲れたろうなぁ(>_<)
お料理は、(あくまでも個人的な感想ですが)椿山荘の前夜祭や就位式よりおいしかったと思う。