『3月のライオン 後編』観ました!
遅ればせながら『3月のライオン 後編』を観てまいりましたぞ。
前編は原作にほとんど忠実に、しかも細かいところにこだわって作られていて面白かったが、後編は原作にないエピソード、原作とは異なる展開があった。
妻子捨男(川本三姉妹の父)のくだりはむしろ映画の方が納得できた。ビターテイストなのがよかった。
幸田さん(桐山君の師匠であり養父)は、原作よりももっと存在感があった。
「君、将棋好きか?」「はい。」
桐山君は、自分は生きるためにウソをついたとずっと思っていたが、幸田さんもそうじゃないかと案じていた。桐山君一人ぼっちで悩んでいたんじゃないんだ。幸田さんもわかっていたんだよ。泣かせる(´Д⊂ヽ
香子が負けた腹いせに桐山君をぶん殴った時のことを幸田さんもちゃんと覚えていた。棋譜まで。で、香子に勝ちがあったと初めて伝える。
「将棋は何も奪ったりしない。」トヨエツかっこいい!と思ったね。
ラストで桐山君が係りの人に案内されて歩くシーン。あれ?見たことある!そうそうこの石段・・・登っていくと・・・
そうです。昨年の名人戦第5局で羽生さんが負けて失冠して、悲しくていてもたってもいられずに寄り道した立石寺。
でも、本当にあそこで対局するのは大変だよ?
将棋界のことを知らなくても、原作を読んでなくても、十分に楽しめる映画だと思った。